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笑顔がないっ! って言うなー!

店長がいつも笑顔でいるお店は店員も笑顔の人が多いと思う。

良い店員、悪い店員の判断基準で『笑顔』というモノサシは良く使われる。
多店舗展開している会社では本社から店舗視察に来ると「他の笑顔が少ない店だなぁ」なんて気軽に言ったりする。

で、 誰が悪いんだ! みたいになって 誰かが呼び出されたりして、、、
「笑顔がないっ! それじゃお客様が気持ちよく買い物出来ないぢゃないか!」
なんて怒られちゃった、怒ったりする。。。

でも自分が怒られた立場になって考えてみると。。。
怒られた後に ニコニコ しながら売場に立てるだろうか?
私は無理だと思う。
絶対に。

で、私は笑顔ができない子を見つけると、私が ニヤニヤ笑顔で 近づいていく。
気持ち悪いぐらい、わざとらしく。
すると、、、大体の人は ヘラヘラ って感じで笑い出す。
で、いい笑顔が出たときに
「そー!それ!いい笑顔だったよ」 って言う。
「できるぢゃん!でも今まで顔がフリーズしてたよ!その笑顔でいこう!」 みたいに言う。
クサイ言い方だけど、これぐらいの事は言えないと。
これを1回やっただけぢゃ変わりやしない。
2回3回って続ける。
2回目以降は何も言わなくても、自ら気付いてくれる。

で、たまにこんな話もする。
「俺がニヤニヤしてるの見たらなんとなぁく笑顔になるでしょ!?お客様も同じ。
~さんが笑顔で近づいていったら自然に笑顔になってくれるよ。
皆ぢゃなくても、必ずそうなる人いるからさ!
たくさん笑顔を振りまいて、たくさんの人を笑顔にしちゃいな!
楽しいよー!!!」
どーせ仕事するなら楽しくやりたし! ってのが私のモットーだから。

私が他のお店行く時には、ちょっと他の店長や本社の人がやらない事をやったりする。
エクセルでカンタンな名刺みたいなのを作って、アルバイトの人に配って歩いた事がある。
「はじめまして!寅って言います。なにかできる事あったらこの直通電話に電話してくださいねー。ま、権力ないから何もできないけど、話聞くぐらいならできるからさー。。。」
なんて言ってまわった。
わざとオーバーアクションで、しかもいつものようにニヤニヤしながら。
変なやつ 扱いでクスクス笑われた。
でも次にお店に行った時もクスクス笑われたし、つまり私を見て笑顔になっていた。
(↑もしかしてちょっとチガウ?良く取りすぎでしょうか?)

普段も店長が楽しそうにしているば皆も自然に笑顔になっていく。
時間がかかるかもしれないが、これが一番確実。
店長が頭抱えて考え事ばかりしていたら、難しい顔していたら、いつもピリピリしていたら、、、スタッフは店長の顔色ばかり気にするようになって、、、笑顔が出なくなってしまう。。。

でも、、、バランスが大切です。
私はオヤジギャグ連発していたら、、、はじめはよかったんですけど、、、半年ぐらいして
「いい加減やめてくれません!そのオヤジギャグ!ある意味 ゴーモン ですよ!(笑)」、、、って言われちゃいました。
私のバカ話に半年間付き合ってくれてありがとうございましたっ!(笑)


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300nice! ありがとうございます。

皆様ありがとうございます。

こんなにたくさんの nice! をいただけるなんて思ってもいませんでした。

この nice! の数は、私が皆さんに支えていただいた数です。

心より感謝いたしております。

それからいつも沢山のコメント頂きありがとうございます。

とっても勉強させていただいています。

いつも ながーい記事 ですが、、、これからもどーぞ宜しくお願いいたします。

大石 寅次郎


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やれば出来る事、やっても出来ないかもしれない事

仕事は『やれば必ず出来る事』と『やっても出来ないかもしれない事』に分けられる。
で、『やれば出来る事』 をやりきる事が『やっても出来ない事を実現させる』近道なのではないかと思う。

『やれば出来る事』っていうのは、、、
・ お店を常にきれいにしておく
・ 商品は常に正面を向かせ,乱れがないようにしておく
・ 書類の整理整頓をする
・ お得意様へ定期的な連絡を取る
・ ストックの整理整頓をする
・ 丁寧な接客態度
・ 売上動向を把握する  などなど

『やっても出来ないかもしれない事は』 っていうのは、、、
・ 売上目標達成
・ 来店客増
・ シェア拡大
・ 顧客満足向上 などなど

いわゆる 結果 だったり 売上目標 や 予算 などは 『やっても出来ないかもしれない事』に区分される。
ある意味それは当然で、やればできる事をわざわざ目標に掲げたりしないから。

私が 結果が欲しい時、予算が取れないとき、困っている時は『やれば出来る事』をもう一度見直し、やりきろうとする。
理由はカンタン、私が想像する 売れている店 出来る営業マン などはみんな ≪やれば出来る事をやりきっている人≫ だから。

売れている店はきれいにしているし、不潔な感じのお店はやはり入りたくない。
もし、営業マンを選ぶ事ができるのなら私は事務所を見せてもらう。
机の整理整頓ができている人を指名するだろうし、書類が積みあがっている人は敬遠してしまうと思う。
たまに出来る事やってないで結果が出ている店があるが、そういう時はさらに上積みが出来る可能性が必ずある。

『やれば出来る事をやりきる』っていうのは、つまり『成功の方程式』なんだと思う。
地味なことが多いがあとあと効いてくる。

出来る人って そつがない ッてことが多い。
『やれば出来る事をやりきる』から。

逆に考えると、『やれば出来る事』をやらないでいい結果を出す事のほうがよっぽど難しい事だろう。


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無駄話の威力

『部下が上司に相談しやすい環境』を創るのは店長の仕事の一つ。
でも一瞬でできる仕事ではなく、普段のコミュニケーションの積み重ねで作っていくもの。
『あの人に相談してみよう』って部下が発想するようになるか、ならないか、店舗運営がうまくいくか、いかないかの分かれ目になる。

アパレルに入社した時、まもなくは先輩の誰もが「分からない事があったら言ってくださいね」と声をかけてくれた。

一ヶ月ぐらいした時、Gさんが「寅さんの趣味は何ですか?」って聞いてきた。
「 NET観たりする事かな、、、」 なんて答えたりした。
(1997年だったのでNETは十分趣味の一つにカウントできた、今じゃ生活の一部ですけど)
するとGさんは暇さえあれば
「寅さん、ボクもパソコン買おうと思うんです」
「 自作パソコンにしようかと思うんですけど」
「秋葉原行ってきました」
「VAIOが欲しくなりました」
って感じで話しかけてきた。
(店頭じゃ一切なかったが、事務所にいると決まって声をかけてきた)
最初のうちは仕事以外の話ができてちょっと嬉しかったが、でも顔を見ると必ずなので「ちょっと面倒くさいなぁ」なんて思っていた。
他の先輩とは、、、仕事の話が中心で、あたらずさわらず、可もなく不可もなくって感じだった。もちろん分からない事は聞けばすぐに教えてくれた。

3ヶ月ぐらい経つと新人気分が抜けた私は、一丁前に仕事の悩みや疑問が出てきた。
分からない事 というよりは なぜなんだろう? ~したほうがいいんじゃないか?って事が増えてきた。
今すぐに困る事でもない。やり方を教えてもらう というより 説明をしてほしいし、提案を聞いて欲しい って感じの事だった。
内容としては 『今じゃなくてもいいでしょ?!』 って言われてしまうような事が聞きたくなってきた。

でも、そのままにしておけない性格の私はすぐに誰かに聞いて解決しようとしていた。
で、気が付くと Gさん に話すようになっていた。
始めは自分でも意識していなかったが、ふっと「Gさんに相談する事が多いなぁ」と感じてきた。
やっぱり、理由はパソコンの話などの無駄話をしていたので、話しかけやすくなっていたからだった。

ある日、、、
私がアルバイトのスケジュール担当の時、Gさんが上司として「ここを調整してください」って言ってきた。
で、すぐに直して提出すると、「ここと、ここも」って感じで次々修正依頼が続いた。
結局つきっきりで2時間ぐらい 直しては修正 直しては修正 を繰り返した。
1時間半ぐらいは何とか集中していた私も、さすがに最後の30分ぐらいはバテバテだった。
今考えれば、『特訓』 扱いで私の為にわざわざ時間を割いてくれたんだと思う。

グデグデ状態の私は最後のOKをもらってからすぐに帰る準備をして「今日は疲れました。。。」 と一言いって事務所を出た。
廊下を10メートルぐらい歩いたところで、「寅さーん」ってGさんが私のほうを見て事務所の前から叫んでいた。
「ボクはVAIOのノートを買ったんで今度もってきますね、オツカレサマデシター!」
ってGさんは笑っていた。
この時「Gさんはわざわざ、、、」て痛感させられた。

パソコンに興味があるわけでなく「私に為にわざわざ」無駄話をしてくれていた。
いつでもどんな事でも話しやすい環境を作る為に、あえて自分からどうでもいい話をしてくれていた。
しかも、ただ話しかけてくるのではなく、ちゃんと「私が興味のある事」を選んでくれた。
    
ホント、ありがたかった。
それに、それまで 無駄話はしない! って感じで結構カタブツだった私だが 『無駄話も大切なコミュニケーションの1つなんだ』  と考えられるようになった。

相手に合せて話をしていく事でコミュニケージョンを作っていく。その積み重ねが『部下が上司に相談しやすい環境』を創り出す。
だから今私は、新入社員が入社してきたらまず話すのは無駄話、本格的な仕事の話は1ヶ月ぐらいしてからかな。


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怒ったって俺の気分が晴れるだけぢゃん

インテリア販売の店舗に入社1週間目の話。

研修を兼ねてオープン間もない店舗へ1ヶ月だけ配属となった。
「そこは予想以上に売れている店だよ」 とだけ言われ一ヶ月間のホテル生活が始まった。

で、早速お店に顔を出すと、、、
オーッとビックリ!!!!!!!!!!
お客様がウジャウジャいる!ワクワクした!

でもお店をよくよく見ると、、、、
商品がぜんぜんないっ!棚も陳列台にも商品が少しずつ置いてあるだけ!
『こりゃ そーとーヤバイ!』
とにかくストックルームへ。
でも、ストックルームの中もガラガラ。。。
店長Oさんに相談しながら、今出来る事の最善をつくした。

それでも、ほとんど状況の変わらぬまま3日が過ぎた。
その日突然!チョー偉い Uさん が来店した!!!
(だれだかすぐにばれちゃいますので役職は控えさせていただきます。)
私は入社まもなかったが、社長面接の時に一緒に同席されていたので 「とにかく偉い人だ」 というのはすぐに理解できた。
『こりゃ怒られる。。。そーとー怒られる。。。入社早々怒られる。。。』
なんて思っていた。

Uさんは店舗をグルッと一周したあと、『店長とそこの新入社員、一緒においで』 と言われた。
「きたー!!!」って感じ!!!
休憩室で3人座って、Uさんが
『で、二人は何して欲しい?何が必要なの?』
と、穏やかに言われた。
『人と商品 両方足りません、手配してください。』
その他色々話した。
言いたい事は全部話した、というより聞いていただいた、30分ぐらい。

ミーティング後、Uさんは店の外で電話をかけ始めた。
30分ぐらいしてから店舗に入ってきた。

私はどーしても聞きたい事があったので、僭越だとは思ったが声をかけた。
「こんな状態で、、、申し訳ございません。でも伺いたいんです。なぜ怒らなかったんですか?私は怒鳴られるかと思ってました。なぜですか?」
するとUさんは先ほどと変わらず穏やかに

『だって、怒ったって俺の気分が晴れるだけで何にも解決しないぢゃん。それより解決策を話さないとね。』

私はジーンとしてしまった。
シビレてしまった。
「こんな方がいるなら、ここで一所懸命働ける!」 としみじみ思った。
カッコイイって思ったし、自分もこうありたいって思った。

怒ったって何も解決しない。
その通りだと思った。
次に打つ手を考えなくちゃならない。
そんな怒ってる暇なんてないっ!

私は やさしい とか 怒らない と言われる事がよくある。
この経験があるからかもしれない。
確かに怒る事は少ない。
でもそれは私がやさしいからではなく、
『だって、怒ったって自分の気分が晴れるだけで何にも解決しないぢゃん。それより解決策を話さないとね。』
 って私の中でUさんが声をかけてくれているから。。。

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皆さん 沢山のnice!&コメント ありがとうございます。

この記事は前々から書こう書こうって思っていました。
自分の中ではとっても大切な経験なんです。
だからそれをうまく書く勇気がなくて先延ばしになっていました。
でも、皆さんから共感コメント沢山いただいて「書いてよかった、、、」って思ってます。
改めて、、、ありがとうございます。


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