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一言が一事

上司が話した 何気ない一言 が部下にとってはとっても 意味のある一言 だったりする事がよくある。
その一言が人生に大きく影響与える時だってある。。。

私が仕事で行き詰った時、店長として行き詰った時、思い出す言葉がある。
『寅次郎君ならいい店長になるよ』 (←寅次郎のところはホントは本名が入ります)
外資アパレルを退職する時、私にとっての最後の店長 Iさん が言ってくれた言葉。
『あの人が言ってくれたんだから、、、』と思うと前向きに考える事が出来るようになる。

Iさん ってどんな人かというと、、、
仕事に対してのポリシィがしっかりあって、仕事に対してはとても厳しい。
決して やさしい性格 とはいえないが、安心して仕事をすることが出来た。
理不尽な事は言わないし、感じなかったからだと思う。
Iさんの指示は 無茶だ と思っても それでもすべきだな と思える事がほとんどだった。

私はIさんの事は 仕事面で尊敬 している。
『Iさんは別格だった。。。』と言ってる人もいた。
Iさんの下で働けたから、たくさん学べたな と思う事がよくある。

そんなIさんにはほとんど褒められた事がなかった。
正直、 コンチキショウ! っと思って仕事している時もよくあった。

転職先が決まり、最終出勤が終わり、送別会をしてくれて、その帰り道にIさんがボソッと
『寅次郎くんならいい店長になるよ』
って言ってくれた。

思いもよらない一言にものすごい嬉しさと何とも言えないありがたさを感じて、、、
『ありがとうございます、、、』って一言云うのが精一杯だった。

私にとって一言は特別な一言になっている。
もう6年以上経っているけど、色あせない。
何度もこの言葉にピンチを救われた。

3年ぐらいしてからか、Iさんに会ったときにこの話をしたら、
『そんな事俺言ったっけ!?』なんて云われた。
ちょっとショックだったが、そんなもんだろうなぁと思った。

店長(自分)が言った事でそんなに気にしないで言ったのに、聞いてる方はその一言一言をキチンと聞いてくれている。
これを前提に普段から話をしていないといけない。
全ての言葉を覚えている事はできない。
ならば一言一言を選んで話さなければ。
これは訓練次第だと思う。
だって、お客様にはちゃんと言葉を選んで話せるのだから、部下に対しても同じ事だとおもうから。

一言が一事 である事を忘れないでいこうと思う。


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