こころの洗濯 -『火の鳥』編
こころの洗濯 なんて書くと大げさになるけど、つまり 気分転換 の事。
人それぞれ色々な方法があると思う。
私にも色々あるけど、人間関係で悩んだ時に無意識にしたくなるのが 『火の鳥』の読書。
私は漫画をほとんど読まない子供だった。
高校通学に1時間以上かかったので、時間つぶしに読むようになった。
でも、週一でジャンプを読むぐらいだったかな。
漫画に抵抗なくなった20歳ぐらいの私が何気なく本屋で手にしたのが文庫の『ブラックジャック』。
読んでいくうちに、なにか心が動くような感じがあった。
それは、今までにない感じ。
『死』をなんとなく考えたり、、、気になったり、、、
その次は『アドルフに告ぐ』。
衝撃が走った。動揺したって感じ。。。
受け止められない何かを感じた。
1年アメリカで過ごすため日本を離れる飛行機ではじめて読んだ。
人種差別、文化、人生、、、などなど。
今でも海外に行くときの飛行機にはこの文庫を持っていくし、必ず読む事にしている。
その他、手塚治虫の文庫版をいくつか読む中、『火の鳥』に出会った。
自分 や 自分の人生 を考えさせられた。
火の鳥は 『生命』 がテーマになっている。
ただ、私は『人の生き方』っていうのを強く感じる。
そして、人の生きざま のようなもの、自分生き方 なんかを考え始めるきっかけになった。
あるキャラクターは子供の頃、人を殺してしまう。
しかし、最後には仙人のような生き方をしていく。
あるキャラクターは、才能のある人。
自分を乗り越えて才能を開花させる、しかしおごりから転落人生となる。
人生ってホント、そんな感じ。
自分の人生、まだ短いけど結構波乱万丈。
いい時もあれば、悪い時もある。
私は、『火の鳥』を読むと自分の人生を客観的に見つめる事が出来る気がする。
人間関係で悩んだ時に読みたくなるのは、自分の視野が狭くなって、客観的に考えられなくなるからかもしれない。
でも、最近、あまり読む機会がないなぁ。
人間関係の悩みがあまりないし。。。
ひさびさに読んでみようかなぁ。。。