建設的妥協
『建設的妥協』 効果的な仕事をする秘訣だと私は思っている。
以前の私は完璧主義だった。
たとえば提出書類などは種類に関係なく 丁寧 漏れなく 内容そつ無く がモットーだった。
きっちきちだった。
もちろん、その他の仕事も"きっちり"やらないと気がすまなかった。
そんな私が外資系アパレルに転職した時にショックを受けた!
評価項目に 『完璧主義ではない事、物事にこだわりすぎて効率を落としてはいけない』
という感じの一文があった(随分前の事だからはっきりした文言は覚えてないけど、内容はこんな感じだった)。
非常にショックだった。ありえない と思った。
でも、自分の仕事を振り返ってみるとなんとなぁく ≪この言葉を受け入れたほうが自分に得かなぁ≫ と思えてきた。
書類ひとつにしても、場合によっては走り書きでもいいのでは。。。
何か社内キャンペーンをやるのにも完璧なプランを立てるまでに時間をかけるより、まず取り掛かりやすいものから手をつけて徐々に広げていくのもいいのでは。。。
などなどと考えた。
この考え方で仕事に取り組んでいくと、ストレスが減り、臨機応変に仕事を対応できるようになった。
これを私は 『建設的妥協』 と表現している。
以前の私だと何かプランを思いついたとき、提案書、資料などを時間をかけてキッチリそろえた。
もちろん全てのプランにOKが出るわけもなく(むしろボツが多い、、、)そこにかけた時間が無駄になる。
まあしかし、やった感は少しはあった。
『建設的妥協』を取り入れると、、、
まず思いついたプランがあったらすぐに関係者に相談するようになった。
資料などは最小限そろえる。場合によっては資料なし!
そこで感触のいいプランだけ取り組むようになった。
打ち上げるプランが多くなったし、無駄もへったし、採用確率も上がった。
『 10の仕事のうち9は完璧に、残りはそれなりに、、、』
『全ての仕事を広く浅く』
など、この考え方は色々な解釈が出来る。
自分なりの解釈でポジティブに試している。