部下を手本にする
部下を手本に色々学び始めた時、バッと自分の世界が広がった。
新入社員の頃は先輩がたくさんいて、いろんな人のいい所を真似たり出来きた。
でも店長になると、毎日上司に会わなくなる。
会議の時や店舗視察で上司が来店する時などに限られる。
上司から学ぶどころか、自分が手本になる立場。
そう思うと、出来るだけ時間を作って勉強しなくてはいけない。
この思いは結構プレッシャー。
私があるお店の店長をしている時に、Sさんという女性が部下についた。
体は小柄、見た目は穏やか、なのにとにかく仕事が出来る!!!
びっくりするほど出来る。
自分よりSさんのほうが仕事が出来るとも思っていた。
そんなSさんの事を、私はとても信頼していた。
いてくれなくては困る人材だ と思っていた。
ある時、「なんでこんなにSさんは仕事が出来るのかな?何でこんなに私はSさんを信頼しているのか?」という発想が生まれた。
そしてSさんの事をよーく観察したり、分析したりし始めた。
すると
「素直である」
「常に前向きである」
「チームワークを重視する」
「常に笑顔でいる」
「楽しく仕事をする」などなど、、、
たくさんの成功の秘訣を彼女の中に発見した。
Sさんの行動からそれを発見したんです。
その時 『こんなに身近に手本とすべき人がいるじゃないか!!!』 と思った。
すると今まで 「自分が手本でなくては」 というプレッシャーがスッと抜けた。
『部下から学ぼう』と思ったら、あらゆる部下のいい所が見えてきた。
その頃から私のマネジメントの仕方、部下への接し方も変わっていった。
自分の価値観が、人生観が変わった時だった。